赤木　明登展
漆・石　-STONES-

2007｜10｜6｜sat → 10｜28｜sun　

会期中休廊日｜火曜日　（お知らせを御覧下さい）
開廊時間｜11：00　→　17：30

◇ 作家在廊日　13日、14日には赤木明登氏が在廊致します。
◇ 10月1日（月）〜10月5日（金）迄は展示替えのため休廊とさせて頂きます。
◇ 10月14日（日）の午後2時から5時までは音楽会のためgalleryを閉めさせて頂きます。

今からちょうど三年程前になりますが、ギャラリーやまほんでの『登ル掘ル』と題した赤木明登の道具展では天井にも届くような高さのある漆塗りの梯子（はしご）やスコップに驚きました。今回は前展とはまったく違い、自然界にただ転がり落ちている石を写した漆の立体物が並びます。赤木さんはこの石たちを美術作品のようなものではなく『遊び』だと言います。
「木と漆を使って、用途も、機能も、意味もない、そこらにポンと転がっているただの『石っころのようなもの』を作ってしまいました。このことにどんな意味があるのか、まだわかりません。これは単なる遊びなのかもしれません。その結果として、ここにあるのは僕たちがただ美しいと思う純粋な何かなのです。」また赤木さんは従来の工芸といったカテゴリーに違和感を感じ自らを「生活工芸家」と名乗ります。機能や意味、表現を考えずそれらを取り除いて作られたこの石は生活工芸家としての立ち位置があるからうまれたこそとも。僕にはその『遊び』の部分も赤木明登が日常の器を作る上での大切な要素になっていると思えてならないのです。

gallery yamahon 　　　　　　

山本忠臣

● 赤木明登うるし工房の蕎麦
本展の13日、14日の2日間のみ赤木工房の
職人さんによる手打ち蕎麦を作って頂きます。　
1日限定30食。輪島の干物などもご用意して
おります。また完売に尽き終了させて頂きま
す。是非、御賞味ください。

時間　12：00 〜 14：00
※今回は予約制ではありませんのでご了承ください