三谷龍二展

Ryuji Mitani Exhibition
2009.4.29.wed → 5.24.sun

三谷龍二  ちいさな時間展 



◎ 会期中休廊日|5月7日、14日、21日木曜日
◎ 開廊時間|11:00 → 17:30
◎ 作家在廊日|初日29日、30日は三谷龍二さんが在廊致します。
◎ 4月20日(月)〜 4月28日(火)迄は展示替えのため休廊とさせて頂きます。

三谷龍二展開催にあたって
中略 — ものをならべることはもっと静かな作業。あたりの空気を荒らすこともないから、こころは落ち着き、所作を通じて生活のなかの静かな場所へと、降り立つことができる。僕たちはものの肌やかたちにこころを添わせものにそっとこころを重ねてゆくことができる。ものの余情、手の小さな動きの余韻が震える場所で。だから置くことと作ることとは違った方法で、沈黙したもののすがたにふれることなのだ。そして暮しの底のようなその場所で僕たちはもうひとつの世界に出会うことができるのだった。— 中略          
                            三谷龍二(季刊誌「住む」— 僕の生活散歩 — より)


本展では『ちいさな時間』と題しまして、三谷龍二の彫刻作品と木のうつわの総合的な展覧会を開催致します。三谷龍二は木工デザイナー木工職人として日々、日常の食卓で使われる木のうつわや匙などを作り続けています。過去に作られたうつわにも普段使いとして支障がないか、自身が暮らしの中で確かめ、そのうつわがテーブルの上に何気なく置かれる暮らしの景色を想像し、かたちにします。そんな三谷龍二のうつわ制作の暮らしの中でそれとは別に生まれてくるモノがあります。単行本や文庫本での表紙、雑誌「住む」でも掲載されている彫刻、平面作品です。それらの作品群には特別に作り出したような気負いはなくどこか、普段使いのうつわと同じような、さり気のない気配が漂います。美術館のような大空間に似合う力強く生命感みなぎる作品とは違い、静寂の小さな空間に置かれ、ゆるやかな時間とともに滲みだす不思議な魅力。『歴史にやり残しはないのか?あったとしたら、その地点で、あるべきだったものを作りそしてそこから誰も拓かなかった古く新しい道が増えるのかもしれない。何故、誰かが作った今の先端から始めなければいけないのか?』彫刻家船越桂の言葉ですが三谷龍二の彫刻作品はどこかにそっと置き忘れられていたような新たな感覚を教えてくれるようである。
                                         gallery yamahon  山本忠臣



◎ランチのお知らせ - Cafe noka -
本展会期中の週末の土、日曜日のみ昼食をご用意しております。
ご予約も承っております。お気軽にお電話又はメールにて御予約くださいませ。
また数量に限りがありますのでご了承下さい。

季節の野菜を使った和食のワンプレートと汁物のセット/¥1,260


◎ランチのご予約連絡先
お電話からのご予約先  0595-44-1911
メールでのご予約先  yamahon1@mac.com
ご予約は2週間前から受付させて頂きます。ご了承下さい。



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