富井貴志[木の器 Ⅲ部]展

会期
PartⅠ 2011年1月8日(土)〜 1月24日(月)
PartⅡ 2011年1月26日(水)〜 2月14日(月)
PartⅢ 2011年2月16日(水)〜 3月13日(日)

会場 gallery yamahon(カフェ側よりお入り下さい)

◉ 会期中休廊日 火曜日 
◉ 開廊時間 11:00 〜 17:30
◉ 作家在廊日
初日 1月8日(土)9日(日)26日(水)29日(土)2月19日(土)20日(日)

◉ 富井貴志 [木の器 Ⅲ部]展

新年、あけましておめでとうございます。
gallery yamahonもおかげさまで今年で11年目を迎えることになりました。
多くのお客様にお越し頂き、また多くの作家の方々に様々なことを教えて頂きました。
まだまだ未熟な画廊ではありますが、同世代の作家と共に「工芸の世界を育てる」というとおこがましいですが、ようやくそのようなことが少し考えられるようになってきました。
galleryの立場と作家の立場で本音で意見や考え、気持ちをぶつけ合いながら切磋琢磨することでなにか影響を与えられるのではと考えています。
富井貴志さんは私と同年代で、数年前から「工芸」や「木のうつわ」「木工」について話をしてきました。
そして今回の木の器3部作の展覧会を開催する運びとなりました。
PartⅠでは富井さんが最近、作りはじめた灰汁仕上げのお盆を中心に栗や楢の木を灰汁で変化させた作品がご覧頂けます。これらの作品は灰汁仕上げにより、素材が経年変化したような風合いが特徴です。PartⅡでは漆仕上げの手塩皿やカトラリーを、PartⅢでは木の素材をできるだけ素直に表現したオイル仕上げの器の作品がご覧頂けます。陶の素材と違った軽さや食材が盛られた時に美しく見える工夫など、細やかな気配りの手仕事の新たな作品を楽しんで頂ける展覧会となっております。
是非、お越し頂き、ご意見頂けると幸いです。

gallery yamahon 山本 忠臣

PartⅠ 灰汁(あく)仕上
削り出した栗や楢などの木地に木灰を塗布し、米糠磨きまたはオイルを塗り仕上げた茶托や菓子皿、ボウル(鉢)、盆を展示します。
会期 2011年1月8日(土)→ 1月24日(月) 作家在廊日 2011年1月8日(土)9日(日)

PartⅡ 漆の仕上
漆を塗って拭き取る拭漆仕上げを主に、カトラリーや豆皿、様々な大きさのプレート、ボウル、盆などを展示します。
会期 2011年1月26日(水)→ 2月14日(月)作家在廊日 2011年1月26日(水)29日(土))

PartⅢ オイルの仕上
楢、胡桃、桜など様々な木地に荏油と蜜蝋を混合したものを塗り仕上げた、カトラリーなど小さなものから大きなボウル、シュガーポットなどの蓋物を展示します。
会期 2011年2月16日(水)→ 3月13日(日) 作家在廊日 2011年2月19日(土)20日(日)

 

富井 貴志 /とみい たかし
1976 新潟県生まれ。
1994 アメリカの林業が盛んな村に留学し、木という素材を強く意識しはじめる。帰国後、稲本
   正氏の著書に触れ、木工で暮らして行きたいと決意。まずは山から木を拾ってきてバター
   ナイフなどを削った。
2002 筑波大学大学院数理物質科学研究科中退。
   岐阜県高山市の森林たくみ塾にて木工を学ぶ。
2004 オークヴィレッジ入社。
   短い職人期間の後、生産管理業務などで様々な職人の仕事を見る。
2008 退社し、滋賀県甲賀市信楽町へ移住。
   京都府相楽郡南山城村に工房開設。
2009 国展工芸部に出品しはじめる。


◎ 2010年12月27日(月)〜 2011年 1月7日(金)まで冬期休廊とさせて頂きます。
◎ 本展はCafe nokaでの週末ランチはございませんのでご了承ください。





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