津田 清和 『硝子への眼差し』展

会期:2013年6月8日(土)〜 7月21日(日)
会場:gallery yamahon

◎ 会期中休廊日 火曜日 
◎ 開廊時間 11:00 〜 17:30



※6月3日(月)〜 6月7日(金)は展示替のため休廊
※カフェは6月3日(月)4日(火)のみ休業となります

 

本展では「硝子への眼差し」と題し、奈良県で制作する硝子作家、津田清和の展覧会を開催いたします。日常使いの器として定評のある津田の作品だが、金属箔や石粉をガラスと融合させた不透明な容器や花器等の作品にも挑戦し続け、その制作意欲と探究心は衰える事がない。大学の3回生の時、友人と旅行した小樽で始めて吹き硝子を目にし、その赤々と光る硝子を自らの手で触れてみたいという衝動に駆られた津田は旅行から帰ると硝子についての書籍や雑誌を読みだし、近くに吹き硝子教室がある事を知ると、すぐさま教室に通いだした。卒業後は食品メーカーの営業として働き、軍資金を貯める間も教室に通う。その後、本格的に福井県のガラススタジオで吹き硝子を学び始め、長野、金沢、富山と硝子を学び2008 年に現在の地で独立。昨年、開催された展覧会の案内にはこのように添えている。「僕のものづくりに難しい理論や思想はありません。自分が側に置いて使いたいものをつくって
います。そう言うと、なんてことない一個人のものつくりに聞こえるかもしれませんが、これが僕にとっての真理であり真実なのです。」
 津田が制作する生活道具としての器には、津田を魅了した硝子への眼差しが感じられる。硝子への感動こそが津田の原点だと思うが、削る、磨く、金属との反応など様々な技法を用いて制作することで、すべての作品にその原点を込めているようにも感じる。本展では、その事をより強く意識して表現した作品の制作を依頼しました。作家の美しいと感じる根源を会場で体感して頂き、また手元に置ける生活道具としてもご覧いただけると幸いです。

gallery yamahon 山本忠臣



津田清和さんの作品はこちらからご覧頂けます>>



アートと工芸を深く知るためのウェブマガジン「panorama」で
津田さんのインタビューが掲載されています。
【Interview】 津田清和「ガラスと器と探究心」>>

 



 

 

 

津田清和/つだきよかず 
略歴
1973 大阪生まれ 
1997 関西大学法学部学科卒業
2001 EZRA GLASS STUDIO BLOW GLASS塾卒業
2002 金沢卯辰山工芸工房ガラス工房入所 
2005 富山ガラス工房入所 
2008 奈良県葛城市にて独立
2012 ギャラリーやまほん、
    うつわ京都やまほんにて個展





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