岸野寛 陶磁器 展 のご案内

岸野寛 陶磁器 展 のご案内

Exhibition gallery yamahon VOL.82

岸野寛 陶磁器 展 ー築窯10周年を迎えてー

会期 2014年7月5日(土)~8月3日(日)
開廊時間 11:00〜17:30
休廊日 火曜
場所 gallery yamahon
作家在廊日 2014年7月5日(土)、6日(日)

伊賀の地に築窯し、今年で10年という節目を迎える岸野寛。独立してから常に自作の陶磁器に自身の在り方、生き方を問うその姿勢は全く変わらないと思う。好みの古陶の壺や徳利、食器などを日常生活に持ち込み、使うことの心地良さ、その楽しみを感じながら全身全霊で作陶し、独立数年後には10年間の修行で得た確かな技術と熱心な探究心が多種多様な器を作り出し、多くの人々の心をとらえた。柔らかな釉調を持つ白釉の器は当初から岸野作品を印象付けるほど定評にもなっているが、岸野は釉にしてもフォルムにしてもそれに落ち着く事はなく、思い沸き上がったイメージを実現する為には苦戦を承知で挑戦し続ける。その原動力は自他共に認める陶磁器好きにもあるだろうが、日々の生活の中にもあるようだ。自宅にお邪魔すると玄関には一輪の花で迎えて頂く。父であり水墨画家の岸野忠孝氏が描いた絵が床の間に飾られ、その前に自作の花入れが置かれている。仏間には焼きあがった壺や甕が黒光りした古い餅板の上にいつも置かれている様子を見ていると岸野自身が強く魅かれ続けている物と自身の作品を対峙させることで現在の作品が「此れで良し」か自分の在り方が「此れが良し」かを日常で繰り返し問い続けてきたこの10年のように思え、これからもまた岸野寛の「此れが良し」を期待してしまうのである。

gallery yamahon 山本忠臣


1.季節の一輪の花が飾られる玄関 2.織部輪花向付 3.窯場の風景 4.焼〆徳利 5.岸野忠孝が独立の祝いに送った扁額 6.白釉酒盃と刷毛目徳利


PROFILE

岸野 寛 kan kishino
1975京都市精華町生まれ
1994京都市立銅駝美術工芸高校陶芸科終了 、伊賀 土楽窯 福森雅武氏に師事
2004伊賀市丸柱にて独立
2009ギャラリーやまほんにて「岸野寛 辻村唯 細川護光 展」開催
2012ギャラリーやまほんにて個展開催 他、展覧会多数