梶 なゝ子展 -空をよむ- のご案内

2018.04.12 gallery yamahon 展覧会情報 過去の展覧会

VOL.112_NANAKO KAJI_EXHIBITION

梶 なゝ子展 空をよむ

会期 2018年5月19日(土)〜6月17日(日)※当初の予定より1週間会期を延長いたします。
開廊時間 11:00〜17:30
休廊日 火曜
場所 gallery yamahon
作家在廊日 初日 5月19日(土)、20日(日)

EXHIBITION OF NANAKO KAJI

MAY 19 - JUNE 17, 2018
Wednesday- Monday 11:00 - 17:30
Map: gallery yamahon


再び一日の始まりを迎えた時、
ひとつの呼吸がひとつづきの時間へとつながっていく。
概ね自らの小さく微かであろう動きにつれ、
目の前の風景は緩やかにその姿を変えていく。
この世界の中に「今、自分がここにいる」ということを知ったときから、
積み重なっていく一瞬の時をみつめ続けているもうひとりの私がいる。
永遠であるかのような時の連なりに限られた時間を生きること。 
ほどかれた過去から現在を受けとめ、
柔らかな光と共に自らの命を問いたいと思う。
ただ ときを歩き、地を辿ることとして歳月は流れていく。
そこに青い空があった。

梶 なゝ子

陶の断片を組み合わせた作品を中心に発表してきた梶だが近年はこうした展覧会以外にも舞台美術としてのパフォーマンス表現(アンサンブル・ゾネダンス公演)など表現の幅をますます広げて来ている。こうした活動の表現も含め、陶といった表現とは異なるドローイング、写真、インスタレーションが本展でも展開され、これまでよりも梶の強い個性が感じられる。その一方で人と人、物と物、物と人、現在と過去、未来社会と個人、自然と人工などのあらゆる関係性をも考えさせられ、広く豊かな思考と創造の世界が広がる。「自らの命を問いたい」とは作家の言葉だが、今日のように時代の流れは加速し、不誠実な情報が溢れ、社会や未来を想定することさえ困難な時代。梶の作品群からは言葉以上に多くのメッセージを受け取ることができるのではないだろうか。

gallery yamahon 山本 忠臣



When I start a day again,
My breath is connected to continuous time.
Along the movement I make which might be a little,
The scenery in front of me changes its appearance gently.
Since the time I realized “ myself is existing now” in this world,
There is another myself looking at the moment which is extending.
Living limited time in continuous time, as if it were forever.
I would like to ask my own life with the gentle light accepting the present time from the released past.
Time goes by just walking around and following a way.
Here I see a blue sky.
Nanako Kaji

Nanako Kaji released art pieces combining pieces of ceramic. Recently, she has been expanding her range of expression such as performing art with “Ensemble Sonne”. This exhibition will include different way of expression like drawings, photography, and installations. Through it, we will feel her personality stronger than before. On the other hand, her pieces make us think about various relationships between a person and a person, a thing and a thing, a thing and a person, present and past, future society and individuals, nature and artificiality, and that deepen thinking and expand creativity. Time is accelerating these days, unfaithful information overflows; it is difficult even to imagine society in the future. From the works of Nanako Kaji we can receive messages beyond any words.



PROFILE

梶 なゝ子 Nanako Kaji
1976京都市立芸術大学陶磁器科卒業
1980アート・ナウ’80 (兵庫県立近代美術館)
1992「陶vol.44 梶なゝ子」出版(京都書院)
2006 滋賀県立陶芸の森にて招待制作
第4回国際陶芸シンポジウムにて招待制作(クンストハウス188、ドイツ)
2007「魅せられる・・・」今、注目される日本の陶芸展
(滋賀県立陶芸の森、他静岡、東京、フランス、アメリカに巡回)
2008第8回コヒラ国際陶芸シンポジウムにて招待制作(トヒソオマナーハウス、エストニア)
◉2007. 2010. 2015 gallery yamahonにて展覧会を開催

梶 なゝ子の作品一覧